Electrochemistry論文特集
|
投稿の際には著者の手引きをよく読み, |
電気化学会論文誌Electrochemistryでは2022年より本会支部・専門委員会との共同による論文特集を企画しております。現在、下記の論文特集が予定されており、それぞれ論文を募集しております。論文特集については下記のように論文掲載料(APC)の補助を行っている企画もありますので、是非積極的にご投稿ください。
過去の論文特集 https://doi.org/10.5796/electrochemistry.22-00107 Table 1
第72回 光エネルギー変換と光触媒の最前線(共催:光電気化学研究懇談会) 投稿締切:2025年4月25日
持続可能な社会の実現を目指して,太陽光エネルギーを高効率で電気・化学エネルギーに変換するためのデバイスや反応系の構築に関する研究が急激に活発となっています.さらに,太陽電池,光触媒,プラズモン構造体,発光材料などの光機能材料に関して数多くの新規材料が開発され,従来の効率・活性を大きく上回るものが,数多く報告されるようになっています.このような背景から,光電気化学に関連するシステム・材料開発研究の論文数は急速に増加しております.
本特集は,光電気化学の広範囲な分野に関する最新の研究成果を募集します.光電変換,発光,プラズモン電気化学,人工光合成系などの基礎研究から,太陽電池,光触媒,ソーラー水素製造,CO2還元,表示素子等の応用研究を含め,広範囲のトピックスの論文を募集しますので,奮ってご投稿ください.
APCに関するおしらせ:電気化学会員に適用されるAPC割り引き(カテゴリーB)の減額率変更のため,4月1日以降の投稿の場合,APCは60%減額,
60,000円が適用されます.詳しくはこちらをご覧下さい.
APC補助:APC補助については、Electrochemistry編集部までお問い合わせください.
第71回 蓄電池・燃料電池の最前線(共催:電池技術委員会) 投稿締切:2025年1月25日
電池・燃料電池は高効率,高エネルギー密度,長寿命を持つ電気化学エネルギーデバイスであり,ユビキタスデバイスからバックアップ電源,移動体用電源,電力系統用蓄電システムなどの広範な用途への応用が進んでおります.また、既存の電池のエネルギー密度を大きく上回る革新型電池の開発も進められております.電池技術委員会では毎年秋に電池討論会を開催し,これら電池の学術・技術の進展に努めております.
本特集は,2024年11月20〜22日に京都にて開催される第65回電池討論会に合わせ,電池技術委員会が提案するものです.今回の特集では,第65回電池討論会の講演内容を基本とした蓄電池・燃料電池・革新型電池に関連する論文を募集します.また,蓄電池・燃料電池に関する研究であれば、電池討論会での発表の有無にかかわらず歓迎します.奮ってご投稿下さい.
APC免除:第65回電池討論会にて発表した内容についてあらかじめ投稿申し込みし,論文を執筆し,採択された場合,60報を上限としてカテゴリーD(APC免除)を適用します.
APC補助:非会員・電池技術委員会委員についてもカテゴリーB(2/3減額,
50,000円)を適用します.
第70回 電気化学キャパシタの最前線(共催:キャパシタ技術委員会) 投稿締切:2月25日
電気化学キャパシタは高出力と長寿命を両立する電気化学エネルギーデバイスであり,バックアップ電源,移動体用電源,電力系統用蓄電システムなどの広範な応用が期待されています.今回の特集では,電気化学キャパシタに関する最新の研究成果を募集します.
本特集号は,2023年9月26日から29日に開催されるInternational
Conference on Advanced Capacitors (ICAC2023)に合わせ,キャパシタ技術委員会が提案するものです.上記国際会議での発表の有無に関わらず,電気化学キャパシタに関連する論文を募集します.奮ってご投稿下さい.
APC補助:非会員・キャパシタ技術委員会委員についてもカテゴリーB(2/3減額, 50,000円)を適用します.
第69回 溶融塩・イオン液体の最前線(共催:溶融塩委員会) 投稿締切:12月25日
溶融塩には,従来の高温溶融塩系およびより一般的にはイオン液体と呼ばれる常温溶融塩系に加え,広義には,溶融金属系,溶融ガラス系,溶融水和物系なども含まれます.近年,溶融塩やイオン液体を利用した化学反応および電気化学反応は,カーボンニュートラルな社会の実現に向け,ますます重要性を増しています.最近の主な応用例としては,蓄電池,グリーン製錬,リサイクル,CO2利用,水素製造,核燃料の再処理などがあります.本特集では,溶融塩やイオン液体を用いた最新の研究成果を募集します.
本特集は,本会溶融塩委員会の提案によるものであり,2023年11月に京都で開催予定の国際シンポジウム2023
Joint Symposium on Molten Saltsに合わせて行うものです.溶融塩やイオン液体が関連する研究であれば,上記国際シンポジウムでの発表の有無は問わず歓迎致しますので,奮ってご投稿下さい.
APC補助:非会員・溶融塩委員会委員についてもカテゴリーB(2/3減額, 50,000円)を適用します.なお,国際シンポジウムの参加登録者による投稿については,溶融塩委員会による特別費用準備資金に基づくAPC免除を予定しています.
第68回 電気化学に基づく計測技術・デバイスの開発と生命現象の理解(共催:生物工学研究会) 投稿締切:10月25日
生物電気化学分野では,生命現象の本質的な理解につながる電気化学的な手法に基づいた基礎研究から,生体分子の計測デバイス,酸化還元酵素を利用したセンサや燃料電池の開発などの応用研究まで多様な広がりを見せています.その中で,一細胞の電気化学計測による細胞動態のモニタリングやセンシングデバイスの構築など様々な解析技術の開発が進められ,新たな生命現象の理解につながる基盤技術が創出されつつあります.このような背景から,『電気化学に基づく計測技術・デバイスの開発と生命現象の理解』と題する本特集号を企画しました.電気化学を通して生命の本質に迫るような興味深い研究成果に関する投稿をお待ちしています.
本特集は生物工学研究会の提案によるものです.特集の構成は生物工学研究会の世話人が依頼した総合論文と一般から広く応募する原著論文・コミュニケーション・ノートなどからなる予定です.論文投稿においては生物電気化学分野の測定法・解析法の新たな考え方や提案,生命現象の電気化学に基づく理解またはそれに基づくデバイスの構築など,広い分野から歓迎いたします.
APC補助:非会員についてもカテゴリーB(2/3減額, 50,000円)を適用します.
第67回 合成化学を変革する有機電解合成(共催:有機電子移動化学研究会) 投稿締切:8月25日
有機電解合成は,有機物を対象として「電気分解」により有機合成を行う学問領域です.近年の気候変動に対する関心の高まりから,ネットゼロエミッションを実現する鍵技術として,有機電解合成に対する社会的な期待感が急速に高まっています.また異なる視点として,電解反応が温和な条件でラジカルイオン種を発生可能な有用ツールであることが広く認知されるようになり,ラジカル活性種を主役とする近年の精密合成化学における利用が急速に広がっています.このような複合的な背景から,有機電解合成に関連する論文数は加速度的に増加しており,いまや当該分野は有機合成化学を変革する旗手となりつつあります.
本特集は,有機電解合成に関する最先端研究を紹介することを目的に,有機電子移動化学研究会の若手メンバーを中心として企画するものです.新規の実験結果を含む原著論文・コミュニケーション・ノートなどから構成される予定です.対象とする研究は,有機分子の電気化学的レドックスを伴う分子変換,材料開発,測定技術開発などであり,また周辺領域からの話題提供も歓迎いたします.
APC補助:非会員についてもカテゴリーB(2/3減額, 50,000円)を適用します.